仕事の内容や活躍できる場を知りたい!
そんな疑問を解決できる記事になっています。
私は現在、健康運動指導士として小規模のジムで働いています。
これまでもスポーツジムやフィットネスクラブ、介護施設などで働いてきました。
そこで、健康運動指導士がどんな資格か気になる方やこれから取得しようと考えている方に向けて、
健康運動指導士の資格について詳しく紹介していきます。
目次
健康運動指導士とは?
健康運動指導士は、「健康づくりのための運動を指導する専門家」です。
運動を通じて生活習慣病予防や介護予防をすることを最大のミッションとしています。
そのなかで、保健医療関係者と連携しながら、
- 安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成
- 指導計画の調整
- 運動指導
を行います。
全国で約18,000人(令和2年3月1日現在)が「健康運動指導士」として財団に登録しています。
健康運動指導士の仕事内容は?
健康運動指導士は、健康づくりはもちろんですが、生活習慣病予防や介護予防のための運動指導がおこなえるスペシャリストと言えます。
主な仕事内容は、
- 対象者と面談をする
- 運動プログラムを作成する
- 運動指導をする
それぞれ説明していきます。
1対象者と面談をする
身体状況や既往歴、生活習慣などの確認はもちろんですが、生活習慣の改善などのアドバイスも行います。
また、今後の目標なども対象者と一緒に考えていきます。
2運動プログラムを作成する
対象者は、健康な方、既往歴がある方や肥満の方など様々です。
職場のメディカルスタッフと連携しながら、健康を維持・改善するための運動プログラムを考えます。
3運動指導をする
対象者の心や体の状態に合わせ、安全で効果的な運動を指導します。
個人指導はもちろんですが、運動教室なども行います。
健康運動指導士の活躍の場は?
健康運動指導士の活躍の場は、
fa-check保健所
fa-check介護施設
fa-check診療所・病院
fa-check学校
このように様々な場所で活躍することができます。
メディカルスタッフと連携しながら、運動を通して生活習慣病予防や介護予防、健康づくりを行います。
健康運動指導士になる方法は?
しかし、誰でも受験できるわけではなく、以下どちらかの条件を満たしている必要があります。
- 健康運動指導士養成講習会を修了する
- 健康運動指導士養成校へ入校し養成講座を修了する
それぞれ説明していきます。
1健康運動指導士養成講習会を修了する
保有資格・学歴 | 必要単位数 |
歯科医師、看護師、准看護師、助産師、薬剤師、栄養士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師 かつ4年制大学以上の卒業者 |
104単位 |
医師、保健師、管理栄養士 | 70単位 |
4年制体育系大学(教育学部体育学系を含む)の卒業者(見込みを含む) | 51単位 |
健康運動実践指導者、スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、フィットネストレーナー、GFIエグザミナー、GFIディレクター | 40単位 |
講習会を受講し単位を取得後、認定試験を受けることができます。
養成講習会の詳しい日程等は、「健康・体力づくり事業財団」の公式HPをご覧ください。
2健康運動指導士養成校へ入校し養成講座を修了する
養成校は全国各地にあります。
詳しくは、健康・体力づくり事業財団の「健康運動指導士養成校のご紹介」をご覧ください。
健康運動指導士の試験は?
試験は、筆記試験(四肢択一式・マークシート方式)です。
合格率は毎年60%前後になっています。
難易度はそこまで高くはありませんが、出題範囲がとても広いのでしっかりと勉強しないと合格は難しいです。
健康運動指導士の試験勉強については、【健康運動指導士】合格のための勉強方法はたった1つ!で、詳しく紹介しているのでご覧ください。
まとめ:健康運動指導士について
資格名 | 健康運動指導士 |
活躍できる職場 | fa-check-circleフィットネスクラブ fa-check-circle保健所 fa-check-circle介護施設 fa-check-circle診療所・病院 fa-check-circle学校 |
受験条件 | fa-check-circle養成講習会を修了 fa-check-circle養成校へ入校し養成講座を修了 |
試験方式 | 筆記試験(四肢択一式・マークシート方式) |
いかがでしたか?
健康運動指導士は、生活習慣病予防や介護予防のスペシャリストとしてこれからの日本社会で活躍が期待される資格です。
これから更に日本の高齢化が進み、健康運動指導士の活躍の場は増えるでしょう。
私自身も健康運動指導士の資格を取得してから、仕事の幅を広げることができました。
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